Webライターが安定した収入を得るためには、リピート受注が不可欠です。
毎月など定期的に依頼が発生する案件（継続案件）に参加できれば、収入や仕事のスケジュールについて目処が立ちやすく、専門性の確立にもつながります。
今回は、Webライターが継続案件を受注する方法についてまとめました。
仕事を発注する側から見たリピートしたいWebライターの条件や、単発で終わる可能性の高い案件の見極め方についても説明しています。
クライアントから「次回もあなたにお願いしたい」と言われるWebライターになるには、何が必要なのかを把握し、仕事に活かせるポイントをまとめています。
単発よりも継続案件を取るべき理由
依頼する側としての継続メリット
継続依頼ができるWebライターは、依頼するクライアントやメディア運営側にとってのメリットも大きいです。
仕事を頼める人をゼロから探すのは、時間も手間もかかります。
人脈を辿って紹介をもらえれば早いですが、そういうケースばかりではありません。
「この人なら安心して任せられる」という人材がいれば、それだけ心強いとも言えます。
つまり、一度受注して「やっぱり駄目だな」と見限られないように、継続受注できるライターになることは、自分だけでなく相手にとっても有益なことなのです。
Win-Winな状況を作るためにも、リピートしてもらえるWebライターを目指すべきです。
クライアントが手放さないリピートライターの特徴
- 基本的なビジネスマナーがある/敬語が使える
- 納期を守る
- レギュレーションやルールを理解して記事を仕上げる
- 前向きに取り組んでいる（修正依頼にも気持ちよく対応できる）
- 提案や仕事の工夫が感じられる
一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような人材として立ち回ることが大切です。
長期的に仕事を受け続けるためにできること
継続的にWebライターの仕事を獲得するために、できることはたくさんあります。
一つずつ詳しく解説していきます。
納品後のフォロー
記事を納品した後に、音沙汰がなくなる場合があります。
「どこか問題はありませんでしたか？修正対応も可能ですので、気になる点がございましたらおっしゃってください」などこちらから連絡してみると、何かしら反応をもらえるはずです。
記事が無事に公開され、報酬が振り込まれるまでのプロセスをスムーズに進めるために、必要な連絡は取るようにしましょう。
もし修正依頼が来たらなるべく早く対応し、フィードバックをもらえたらありがたく受け取って次回の執筆に活かせるよう準備します。
ただ、フィードバックの要求は一方的にお願いしないことも大切です。
相手の時間やコスト、スタンスを尊重することが大切で、忙しいそうな人であればなおさら自分の成長のためだけのフィードバックを依頼することは極力避けたいところです。
求められる以上の品質を担保する
レギュレーションを理解し、誤字脱字を回避する、といった基本は最低ラインです。
それを忠実にカバーした上で、記事の目的やゴールに必要な要素や想定読者に求められているであろう要素を追加提案すると、品質の高い記事に仕上がります。
記事の目的を達成できるハイクオリティな記事を提出できれば、顧客からの満足度も上がり、「次回もぜひお願いしたい」と言われる可能性が高まります。
相手が作業しやすいような状態を作り上げる
直案件だと納品して終わりですが、編集者やディレクターへ納品する案件では、相手の作業負担をサポートできるような状態で提出します。
一般的なプロジェクトでは、1人もしくは少数の編集者・ディレクターが、複数のライターに担当記事を割り振っているため、多くの記事を短期間でチェックしなければなりません。
特に納期の当日や直前になると、駆け込みで送られてくる記事の作業に時間を取られてしまいます。
ライターとしてできることは何かといえば、担当者の作業負担を極力減らせるように立ち回ることです。
例えば、余裕を持って納品することだけでなく、参照リンクを見出しごとにコメントする、データや数値の参照元も適切に残しておく、などを意識しましょう。
要は、編集者がどうやったらスムーズに記事チェックを終えて記事を公開できるか（もしくはクライアントにいち早く提出できるか）といった点を考え、配慮することが大切です。
プラスアルファの提案
個人的な提案ですが、自分がこうしてみてはどうか？と思うことがあったら、さりげなく、でも確実に伝えてみましょう。
執筆していて気付いたことを、なかったことにしなくても良いのです。
記事構成を考える人が思いつかなかったアイデアが採用される可能性もあります。
リモートであっても、チームで進めていることには変わりはなく、
ビジネスマナーを持ってコミュニケーションを取る
親しき仲にも礼儀あり。
どんな状況でも、基本のビジネスマナーや礼儀を忘れないようにしましょう。
連絡にはできるだけ早く反応する、約束（納期）は守る、「ありがとう」「ごめんなさい」「助かりました」など伝えるべきことを伝える、など基本的なことだけでもOKです。
チャットツールでのやり取りでは、スタンプや絵文字はほどほどがベターだと感じます。
これはケースバイケースで、プロジェクトやチームの雰囲気によって大きく変わるものではありますが、もし使ったほうがいいか迷ったら使わない方が無難だと個人的には感じます。
迷うことが多い人は、近くの人の使う頻度を参考にするなどして、あらかじめ自分の中でルールを敷いておくことをおすすめします。
発注側の視点を持って立ち回る
「自分が長期的にお付き合いしたい、継続的に依頼したいライターさんってどんな人だろう？」と掘り下げ、その要素を取り入れます。
例えば、
- マナーがある（フランクな関係でも適切な距離感がある）
- 過度なチームワークや個人に関する露出の強要がない
- 理不尽な要求や指摘がない
- 仕事に対する熱が感じられる（適度な温度感）
- 真面目さやプロフェッショナルさが感じ取れる、など
どういう人と一緒に仕事をしたいかを明確にすると、そういう環境が徐々に整ってくるものです。
発注する側の視点で一度しっかり考えてみましょう。
避けるべき案件（クライアント）の見分け方
誰が見ても100%悪いというもの以外は、避けるべきクライアントの条件を明示することは難しいですが、ある程度の目安としてまとめてみます。
- 連絡が毎回遅い
- 理不尽な指摘や筋が通っていない主張が多い：振り回してくる
- 情報が少なすぎる（掲載メディアや運営会社、担当者、依頼の頻度や記事執筆に関する詳細、報酬（契約条件）など不明点が多い）
- やり取りでのマナーや礼儀に疑問が残る
- Googleレビューや口コミの評価が低い
程度はあれど、上記のような案件は要注意としておきます。
すぐに終わりそうな案件が持つ「雰囲気」「違和感」
個人の経験に基づく話にはなりますが、「これはすぐに終わりそうだな」と直感的に感じる案件は、案の定単発もしくは2ヶ月前後でストップすることが多かったです。
具体的な共通点としては、以下のような点が見受けられました：
- 検索上位のページや領域での大手メディアとまったく同じようなコンセプト・構成を目指している
- 担当者とのやり取りがあっさりしている、「やっつけ感」がある
- 単価が高すぎる/安すぎる→予算的に詰まる
「単発で終わりそうだな」という印象があっても、その勘が絶対当たるとは限らないし、100%終わる案件を見分ける方法があるとは言い切れません。
ただ、少しでも違和感があれば辞めた方がいいというのが個人的な見解です。
継続案件を探していて採用されたものの単発で終わってしまうとがっかりしますし、時間が無駄になってしまいますよね。
目の前の報酬を追いかけるよりも、少し遠回りしても自分のスキルや情熱を活かせる場所、正しく評価してくれる環境を探すことの方がずっと大事だと思います。
受注を獲得する！テストライティングのこなし方
TBD…
まとめ
継続案件を受注できれば、収入の安定やスケジュールの組み立て、専門性の構築など多くのメリットが得られます。
今回紹介したコツの中で、まだ取り組んでいないことがあったらぜひ明日から取り入れてみてください。
コメント